健康運動指導士試験の合格率

健康運動指導士試験の合格率

その人の生活や体力に応じて、健康になるための効果的で安全な
プログラムを作り指導したり、運動プログラムを作成できる人に
認定される資格・健康運動指導士。

資格試験を受けるための条件が厳しく、試験自体も合格率は約50%で、
資格取得が難しい試験の一つともいえます。

体育系大学の卒業者、看護師・理学療法士・栄養士・はり師・作業療法士・
臨床検査技師などの医学や栄養学に関する有資格者や運動指導従事の
実務経験がある人などで、講習会を修了し120単位を獲得していること、
もしくは、健康運動指導士養成校の養成講習を修了していること、
それらをクリアしていることで、健康運動指導士の認定試験を受験できます。

試験は、講習会の120単位の中から出題されます。
講習会は、実務経験が証明できれば免除される場合もあります。

先ほど説明した通り、健康運動指導士の試験合格率は約50%ですが
講習を受けたり養成校を卒業していたりする事で、合格率はかなり
違ってきます。

以下は第113回健康運動指導士認定試験の結果です。

120単位受講 75%
69単位受講 77%
44単位受講 59%
40単位受講 52%
24単位受講 60%
講習会受講者合格率 62%

養成校卒業 33%
再受験者  32%
その他合格率 32%

何単位を獲得すれば健康運動指導士の受験資格が得られるかは、
ご自身の置かれる状況によって異なり(例えば4年制体育系大学卒業者や
卒業見込みの方は44単位の講習を受ければ健康運動指導士を受験できますし、
管理栄養士や保健師の資格を持つ方は69単位の講習を受ければ受験資格が
得られます)、単位の違いこそあれ講習を受けた方の合格率は60%程度です。

医学や運動生理学に関する専門的知識を膨大な量を覚えなければいけません
ので、やはり、一度学んでいるとはいえ、独学で勉強するのは難しくなるようです。

大変な資格ですが、その分生活習慣やメタボリック予防などとても遣り甲斐の
ある仕事と言えますね。