健康運動指導士の就職先

健康運動指導士の就職先

医学や運動生理学に関する専門的知識を要し、資格獲得までも
困難な健康運動指導士。

「大変な思いをして、健康運動指導士の資格をとったけど、
就職ってどうなんだろう?」

そういう疑問、ありますよね。

現在、健康運動指導士の就職は、簡単ではないといえます。
しかし、生活習慣病患者や、生活習慣病予備軍が増加の一途をたどり、
国がメタボリック・シンドロームの予防改善を目的とする新しい
健康制度をもうけた今、生活習慣病やメタボリック・シンドロームなどの
症状の予防策や改善策を、食事療法と運動療法を基本にサポートできる
健康運動指導士に注目が集まってきています。

病院では、メタボリック・シンドローム予防改善のため、健康運動指導士
による運動教室を開くところが増え、老人福祉施設などでは、高齢者の
健康管理を健康運動指導士が行ったりと就職先は増えてきています。

現在、健康運動指導士は約15000人程います。
就職先は主に病院や老人福祉介護施設のほか、診療所、保険福祉施設、
ケアハウス、健康増進センター、保健センター、保健所、アスレチッククラブ、
フィットネスクラブ、スポーツセンター、また最近では学校や一般企業内での
健康管理部門などでの予防対策指導など、活躍の場はさまざまです。

固定の施設に所属せず、色々な病院や学校などで、運動講習や指導を
行っている健康運動指導士の方もいらっしゃるそうです。

まだまだ、健康運動指導士の就職は厳しい状態ですが、これから先を
考えてみると健康運動指導士は将来性がある資格と言えます。